茶托やお盆などの実用品から、壁かけなどの美術品まで、鎌倉彫は格調高い伝統工芸です。正しい技法を身につけ、じっくり作品と向き合います。学べば学ぶほど、その奥行きの深さを実感できることでしょう。鎌倉彫の生地には半年以上かけて乾燥させたカツラの木を使います。図案は草花や幾何学模様など、さまざま。彫るごとに図案が生地に姿を現していくので、彫刻刀で木を削る楽しみが味わえます。鎌倉彫の最大の魅力は「うるし」。彫刻したあとは黒漆を塗り、さらに、その上に朱漆で装飾を施します。講座では、塗り作業はプロにお願いしています。自分が精一杯彫った作品に、プロの手で漆が塗られたときの素晴らしさは、感動もの。家宝にするという方や、ご子息やお孫さんへの入学祝いなどに送る方も多いです。皆さんの講座中は普段の生活から解放され、作品制作に集中することで、充実した時間を過ごしてくださっているようです。始めた時期やスキルによって、一人ひとりに最適な課題を用意しています。年に数回の展示会もあるので、目標を持って創意工夫しながら作品を仕上げていくのも、楽しみのひとつです。木を削るというと躊躇されるかと思いますが、不器用な方でも安心して下さい。
しっかりと丁寧に段階を踏んでお教えいたします。日本の伝統工芸を一緒に学んでみませんか?